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第60回日本臨床細胞学会総会(春期大会)
会長挨拶
第60回日本臨床細胞学会総会(春期大会)
会長 竹島 信宏
公益財団法人がん研究会有明病院 婦人科部長
 このたび、2019年6月7日(金)より6月9日(日)までの3日間、東京新宿の京王プラザホテルにおきまして、第60回日本臨床細胞学会総会(春期大会)を開催させて頂きます。がん研究会の一員として、名誉ある本学会の学術集会を担当させて頂きますことを大変光栄に思います。
 日本臨床細胞学会とがん研究会との関係は深く、故増淵一正先生(癌研病院名誉院長)が本学会の設立にご尽力されたのは周知の事であります。本学会の第1回の学術集会は、増淵先生を大会長として1961年に東京で開催されております。本学会はその後発展を続け、現在では会員数が12,000名を超え、全国組織の公益法人として臨床試験も行うようになっております。がん研よりは2006年に宝来威会長(がん研有明病院呼吸器内科)のもとで、第45回の秋季大会を東京ビックサイトにて開催させて頂きました。またその後2009年に、第50回の春期大会(記念大会)を平井康夫会長(後東京女子医大教授)の元で、京王プラザホテルにて開催させて頂いております。この学術集会では私も実行委員長として参加させて頂きました。これより、丁度10年の月日を経まして、再び第60回の記念大会をがん研婦人科の担当で、また同じホテルで開催できますことは、大変意義深いものと考えております。
 今回の開催にあたり、いろいろとご指示頂きました内藤善哉教授(日本医科大学病理学講座)には、名誉会長に就任して頂いております。プログラム・講演内容に関しましては、会員の皆様方に実りあるものにしていきたいと考えております。本学会はその社会的役割も大きく、細胞診を通じて国民の健康を守る使命がございます。特に今回のテーマは「臨床に寄与する細胞診」とさせて頂きました。まさに本学会の設立趣旨に添った学術集会にすべく、医局員一同頑張っております。
 2019年の東京は、オリンピックを翌年に控え躍動していると思います。是非多くの会員の皆様にご来場頂きますよう、心よりお願い申し上げます。